【画像】子供に癒合歯(ゆごうし)がある場合、どうすればいい?解決策は?
小学2年生(7歳)の息子の口の中には【癒合歯】があります。
歯科医曰く、そこまで珍しいものではない歯だそうです。
しかし周りの子供さんで【癒合歯】がある子がいないので、
「なぜうちの子の歯だけ、癒合歯があるんだ…」とずっと息子が小さいときから心配していました。
こちらの記事は
・【癒合歯】が子供さんの口の中にある方
・乳歯が生える前のお子さんがいらっしゃる親御さんで、歯のトラブルなど事前に知っておきたい方
・【癒合歯】が抜けて永久歯が生えてきた後の様子を知りたい方
…向けの記事となっています。
癒合歯とは何?
癒合歯とは… 2歯あるいはそれ以上の複数歯が結合したものの総称
発生率は約0.5%以下で、比較的下の乳歯の前歯によく見られるそうです。
※歯科医より教えて頂きました。
※息子も下の歯の前歯の乳歯が癒合歯でした。
癒合歯の問題点は?
歯科医から伺いましたが問題点は3点だそうです。
①癒合歯の下の永久歯が、1本しか生えてこない可能性がある点
・癒合歯の下から生えてくる予定の永久歯も2本(それ以上の複数本)も根元でお互いくっつき一本に合体し、永久歯が1本としか生えてこなくなる可能性がある点
しかも、確率は約50%だそうです。
かなりの高確率です。
一本足りないと、歯並びもかみ合わせもおかしくなるし、歯の矯正をしないといけなくなるそうです。
歯の矯正は費用もかなりかかるし、これは避けたい…。
②癒合歯が抜けずに残る可能性がある点
・癒合歯である乳歯が遅い時期まで抜けずに残ることがあり、その場合発育に応じて癒合歯を抜糸しなければいけない可能性がある点。
できれば乳歯は自然に抜け落ちてほしいですよね。
こちらも避けたい…。
③癒合歯部分が虫歯になりやすい点
・癒合歯の2本(複数本)が重なっている部分は溝になっていることが多く、
その溝部分はむし歯になりやすいので歯磨きをしっかりとする必要がある点。
…これは歯磨きを頑張れば何とかなりそう!
問題点の対策はあるの?癒合歯自体は防ぎきれないの?
※歯科医から伺いました
残念ながら癒合歯の発生自体は防ぐことができない自然現象のようです。
先ほどあげた癒合歯があることによって生まれる問題点の予防策としては
癒合歯の下の歯の永久歯の様子は、歯医者さんでレントゲンを撮り確認するしかないようです。
ただ、いつでも確認することができるのではなくて、永久歯が育ってある程度まで上に生え上がってくるタイミングでないとレントゲンにはうつりません。
繰り返しになりますが、癒合歯の対策としては、
・歯科医に相談し、時期を見て永久歯の様子をレントゲンで撮ってもらい確認する
・抜け替わりが遅い場合は抜糸も考える
・癒合歯部分の歯磨きをしっかりとする
…となります。
癒合歯が抜けるときはどんな感じ?
息子の場合になります。
写真を撮ったのでご覧ください。
場所は下の真ん中から2番目です。
普通の乳歯と同じ様に、何日か前からぐらついてぐらッと抜けました。
元は別々の歯だったようですが、2本が根元からきれいにくっついて1本になっていました :mrgreen:
少し見えにくくて申し訳ございません。
無事に抜けたので、歯科医で口の中のレントゲンを撮って頂いたところ、
下にはくっついていない状態の永久歯が二本あるとこのことでした。
追記
半年程たち、2本綺麗に永久歯が生え揃いました。
↑ ↑2年後の状態です。
良かったです。
息子が1歳のとき、癒合歯の乳歯が生えてから永久歯が生えるまで約6年…。
非常に長かったです。
ずっと心配していましたがようやく解決しました。
息子の一例ですが、ご参考になると嬉しいです!