とことこの育児ブログ

幼稚園年長の娘と、小学3年生の息子をもつ主婦です。テレアポの在宅勤務をしています。また保育士試験実技の結果待ちです。

歯根破折(歯牙破折)の疑いがあり、抜歯せず接着治療している歯科を探し受診しました

※2019年11月5日に記事を更新しました

先日、神経を抜いている歯がドクドクと痛むのでかかりつけの歯科で診てもらいました。

歯の位置は右前歯です。
(このドクドクと心拍と連動して痛む痛みを、拍動痛と言うそうです。)

レントゲンを撮ってもらい、歯や歯茎をチェックしてもらった結果、

「歯根にヒビが入っているのではないか…歯根破折の可能性があります。」

と診断され、当院では治療できないとも言われてしまいました :mrgreen: 

また、大丈夫…抜歯してブリッジにすればいいよと軽く言われてしまいました :cry: 

※歯科医お勧めの歯磨きアイテムです

by カエレバ
by カエレバ

 

 

歯根破折とは?

・歯を支えている根の部分に、ヒビが入ったり割れたりした状態を言う

このような状態の歯は、ヒビを伝って細菌が内部に入り込むため、ヒビ割れに沿って炎症が起こり、支えている骨が溶けて歯ぐきも腫れていく。

歯根破折を起こすのは、神経をとっている歯が多いそうです。

 

 

歯根破折の原因は?

・外傷

事故で歯を強打するなど。

・抜髄

神経を抜いたことにより、歯質がもろくなる。

・金属の土台

差し歯の土台に金属を使うと、金属の先端部に押力が集中し、歯が割れやすくなる。

※歯根破折しにくいと言われるファイバーコアは平成28年1月から保険適用となりました。

しかしそれ以前に歯の治療を行っている方は保険適用される金属の土台を入れられている方が多いようです。

・歯ぎしりや食いしばり

・かみ合わせの悪さ

…などがあるようです。

 

今回痛みが出た私の歯ですが、もともと神経を抜いて歯質がもろくなっているところに上下のかみ合わせがうまくいっておらず、噛む度に他の歯と変な角度でぶつかって徐々にヒビが入ったのではないかと言われました。

 

 

歯根破折歯の症状は?

・歯茎が腫れる

・被せ物が外れる

・噛むときに違和感がある

・神経を抜いた歯が急に痛む

・部分的に深い歯周ポケットがある

抜歯しない場合の治療法は?


①破折の程度が軽い場合…「内部接着方」
口腔内で生体親和性の高い接着剤で直接接着する方法

②重度の破折の場合…「外部接着方」
一度抜歯し、口腔外で歯を接着して、口腔内に戻し再植する方法

 

どんな歯根破折歯だと治療できる?

保存治療が成功している歯の特徴
①残存歯質のクオリティー(神経を取って間もない、感染が少なく硬い、変色が少ない)がいい
②残存歯質のボリューム(厚み、幅)が十分残っている
③破折部の感染が少ない
④破折線がシンプル
⑤歯根の形が単根でずんぐりしている
⑥破折線の方向が垂直的に入っている
⑦その歯にかかる力が弱い

保存治療が失敗している歯の特徴
①残存歯質のクオリティーが悪い(神経をとって大分経過している、感染が広がっている柔らかい、真っ黒に変色している)
②残存歯質のボリューム(厚み、幅)がない
③破折して大分時間が経過していて、そこに感染が起きている
④破折線が2本以上はいり、複雑に割れている
⑤歯根の形態が2本以上の複根でそれぞれの根が細い
⑥破折線の方向が水平的に入っている
⑦その歯に大きな力がかかる

 

こちら、部分的にエド日本橋歯科さんのHPより抜粋させて頂きました。

※クリックするとHPにとびます

 

 

接着治療の予後は?

無事接着治療が成功した後の話です。

予後が悪い場合があり、統計では一般的な治療後の歯の生存率は1年では90%、3年で60%、5年経過で50%以下となっているようです。

 

 

接着治療はどこの歯科でもおこなっているのか?

歯根破折の治療ですが、どこの歯科でもおこなってくれるものではないようです。

理由として

①非常に高い技術を要する治療

②治療後の歯の予後性に懐疑的な医師が多い

…からのようです。

先ほどの治療後の歯の生存率にも関係してきますが、せっかく治療しても予後が悪いのであれば、治療せずに抜歯してブリッジやインプラントにしたほうがいいのではないかと考える医師も多いためのようです。

 

 

歯根破折の治療を行っている主な歯科クリニックのリスト40(雑誌特集より)

実際に接着治療を行っている歯科を探してみました。

まずはネットで検索してみました。

関西の歯科で、検索で出てきたのが

・ナチュラルクリニック大阪

・梅新デンタルクリニック

・山田歯科医院

でした。

 

もっとないのかなと思い、さらに探してみると、

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こちらの雑誌に、歯根破折の接着治療を行っている歯科のリストが載っているとの情報があったので購入して読んでみました。

 

40の歯科リストが載っていたのでそのまま紹介します。

(リンクで歯科のHPに飛べます)

北から

北海道…つがねざわ歯科医院すずき歯科クリニックなえぼ駅前歯科三好プリベント歯科医院丸山歯科医院夢デンタルクリニックサンモール歯科

茨木…桜南歯科クリニック(公式HP見当たらず。茨木県歯科医師会HPより)

 

 

東京…いばた歯科朝日デンタルオフィス四谷吉田デンタルクリニック眞坂歯科医院ヒロ歯科

千葉…みなと歯科医院、きかり歯科医院(公式HP見当たらず、予約サイトより)、佐倉歯科医院

埼玉…デンタルクリニックK

群馬…利根歯科診療所

長野…八ヶ岳歯科

静岡…深谷歯科クリニックスギヤマ歯科クリニック

愛知…吉田歯科医院

福井…鈴木歯科クリニック

 

奈良…岩崎歯科診療所

香川…小野歯科医院

愛媛…佐々木歯科丸尾歯科

福岡…よこた歯科医院富田歯科医院吉松歯科医院ひかり歯科医院菊池歯科医院

長野…松尾まこと歯科

鹿児島…なかしま歯科クリニック(公式HP見当たらず、鹿児島県医師会HPより)、植松歯科クリニック(公式HP見当たらず、予約サイトより)

熊本…ちぢいわ歯科医院

 

北海道と東京都に多いようです。

ちなみに東京都の眞坂歯科医院の眞坂先生は、歯根破折治療の第一人者と雑誌に紹介されていました。

 

 

治療費、治療期間は?

実際に歯根破折の接着治療をされている歯科に問い合わせをして聞いた治療費・期間です。

歯科によって多少バラツキがありました。

①大阪市の歯科…治療回数20回、期間10ヶ月、費用60万前後

②姫路市の歯科…治療回数7回程度、期間3ヶ月、費用40万前後

③名古屋市の歯科…治療回数5回、期間3ヶ月、費用30万前後

実際に通えるのはこの辺りなので、東京などの歯科には問い合わせはしていません。

HPなどを見たら、東京の方が治療費は安いのかな、という感じでした。

 

 

歯根破折の接着治療を行っている歯科の、実際の診察内容は?

滋賀から電車で行けて、見積もりの治療費に納得の行った歯科に実際に診察に行ってきました。

レントゲン、CTなどを撮って診断してもらった結果ですが、

「歯根にはヒビは入っていないね。これは神経の問題ですね。

うちでは専門外なので、申し訳ないですが根管治療を行っている歯科に行ってください」

との診断を受けました。

え…という感じでした。

歯根破折の接着治療を多数行っている歯科医の診断なので説得力があったのですが、最初の歯科医の診断は間違っていたということでしょうか…?

こちらの先生の言葉を信じ、次は根管治療を行っている歯科医院を探すことになりました。

 

 

歯根破折、最後に

必死で接着治療を行っている歯科を探しましたが、痛みの原因が歯根破折ではなく神経の問題とのことに衝撃を受けました。

ただ、神経を抜いている歯がある以上、今後破折する可能性は十分にあるので、そのときは今回調べた歯科で診てもらおうと思います。

次は、根管治療がなんなのか、またどこの歯科がいいのか調べてみる必要があります。

最近は歯根破折のことばかり調べて検索していたので、また調べ直しかという感じですが、大事な歯のことなので頑張ってやってみようと思います。

 

※追記2018.11.29

根管治療で名の知れた歯科医院をまたもや調べ、診察に行ってきました。

歯内療法専門医の先生のところです。

こちらの歯科医に診察して頂いた結果、

「歯根破折の可能性があるね。一年くらいはもちそうだけど、その後はブリッジかインプラントだね。

どうするか考えておいた方がいいね。接着治療も前はしてたんだけど、今はうちではしていないよ」

と言われてしました…。

歯根破折ではないと診断されて安堵していましたが、再び不安になる診断でした。

まだ抜糸をしたくないので、サードオピニオンに近々行くことになりました。

また、そちらでどう診断されたか追記したいと思います。

 

 

※前回の続き…サードオピニオンに行ってきました

前回、歯内療法専門医の先生に再び歯根破折の可能性を指摘されたので、歯根破折の接着治療を多く手掛けている、1回目の歯科とは違う歯科に診察に行ってきました。

電車で片道2時間、子供たちが小学校と幼稚園に行っている間に急いで行ってきました。

予約の取りづらい歯科だったので、電話をしたときには3週間後しか空きがありませんでした。

当日は診察開始まで緊張しながら待ちました。

レントゲンや実際に直接歯を見たり触ったりして診て頂いた結果ですが、

・歯根にヒビの可能性はある。

・ただ、まだ可能性の段階なので接着治療など実際に施術を施す段階ではない。

・歯根破折歯に見られる特徴である「部分的な歯周ポケットの深さ」があまり確認できないが、一つの歯の歯茎の急激な下がりがあることに関しては気になる。

・もし、もっとヒビ割れがひどくなってきたら接着治療をするので来てください。

それまでは近くの歯科に通ってもらっても大丈夫、接着治療は他の先生ではなかなかできないと思うので。

…とのことでした。

 

今すぐ施術が必要ではないということで安心しましたが、やはり歯根にヒビの可能性はあるようです。

こちらの歯科医は、普段は近くの歯科に通っても大丈夫とおっしゃられましたが、実際にヒビがひどくなっているなどの判断は、接着治療を行わない歯科医にはあまり分からないのではないかな、と思うので遠いですが3~4か月に1回の定期健診はこちらの歯科に通うことにしました。

 

 

続き…歯根破折の疑いがある歯の歯茎がパンパンに腫れたので再び受診しました

近所の歯科に定期的に通ってはいましたが、ある日突然歯根破折の疑いがある歯の歯茎がパンパンに腫れて痛くてどうしようもなくなってしまいました。

以前受診したサードオピニオンの歯科を予約しようとしましたが、直近では予約が取れず、歯根破折の治療をしているまたまた別の歯科を受診しました。

こちらでも、全体のレントゲン、部分的なレントゲン、おまけにCTも撮影しました。

 

画像診断、診察の末分かったのが

・歯根破折はしていない※ヒビも入っていない

・骨がぽっこり部分的に無くなっている※歯槽骨ではなく上顎の骨

…とのことでした。

プランターで言えば、土台の土がスカスカになってきているとのことでした。

治療方法としては、

①被せの歯を取る

②土台(ファイバーコア)を取る

③根管治療

④骨形成の手術(GTR)

…との工程でした。

私の場合は今回腫れた歯の両隣りの歯も既に神経を抜いて歯を被せてあり同じように根や骨が傷んでいたのでこの工程を×3本行います。

長期的な治療とそれなりの費用がかかります。

ただ、ずっと違和感のあった前歯を治療してもらえることになり不安もかなりありますが少し安堵しています。

また、経過を載せていこうと思います。